すっかり放置。地震とかいろいろありつつ元気です。
お仕事のメインが Perl から Android アプリケーションに移って 4 ヶ月。 Account Manager や Sync Adapter といったすんげー書く人限られそうなところから、レイアウトやテーマやアニメーションや drawable の xml 的なゴリゴリ書きまくってひたすら頭を抱える部分、ライブ壁紙みたいな思いっきり Canvas で好き勝手やっちゃうぜ的なところ、はたまた FeliCa 使って Push しまくるぜガラケー万歳的な部分までいろいろ書いてきて、本当にこれでいいのか人生に悩むお年頃です。気がついたらワンセグも、緊急地震速報も、受信できる端末が手元になくなってしまいました。いや、元は 910SH だからどっちも無いですけど…。
で、仕事はともかく、全然関係ないところで、久々に 64k intro とかちょっと漁ってみたりして (僕の脳内は Heaven 7 と fr-08 で止まってました) すげーすげー!とテンション上がって、ふと我に帰ったときに、そもそも要素技術をもう全然追えてないなあ、とぼんやり思ったり。
社会人として働き始めて、 Web な開発者としてのあれやこれやは、それなりに身についたけど、それ以外何ができるようになったかなあと考えると、技術面で考えるとせいぜい Android ぐらい。で、これも結局仕事になっちゃったので、プライベートで身につけた技術が、うーん。なんか、 PCDJ 使って DJ っぽいことできるようになったとか、 FL Studio 中心にちょっとした音いじりができるようになったとか、 HDV 映像の撮影と扱いに多少慣れたとか、 Ustream 配信のノウハウが身についたとか、あるいは IPv6 の波に乗ろうとして失敗したとか。技術といえば技術だけど、ソフトウェア開発に直接関係する技術かというとちょっと違う。
自分の理解度を測るとき、目の前で動いているものを、どのくらい脳内でリバースエンジニアリングできるか、は、ひとつの目安だと思っていて、そういう意味で、 demo とかは、かつてその 1% ぐらいしか理解できていない気がしていた。いま見てみても、たかだか 2% ぐらい ( +1% は FM シンセ書けるようになった分 ) しか理解できてない気がして、成長の遅さにふと危機感を覚える。 Heaven 7 何年前だよ。全然追っかけてなかったんだから、当然だけど、それでも。
とはいえじゃあ今からガッツリやるか、というと、なかなかそういう意欲にも漕ぎ着けない。そもそも、どこを目指しているのか、自分の中でぼんやりしてる。短期のゴールさえ見えない。もやもや。そもそも、これ以外にも、色々とやりたいなーと、中途半端に思ってることは多々ある。でも、なかなか手が出せないのはなんでだろう。
まあ、仕事をしていても、家に帰ってきても、結局 PC の前に座ってる毎日なわけです。仕事をガッツリやると、家でなにもできません。反対に家でガッツリやりすぎると、次の日仕事ができなくて死ぬ目に遭います。結局、家ではなんとなくボーっとしながらネット見るぐらいのことしかしなくなってました。これは、 iPad を買ったあと、家で PC 使う機会が格段に減ったことからも明らか。用事があって、なにか短期的に集中して PC で作業する時期はあっても、普段は家じゃブラウジングしかしてません。ちょこっと input があるかないか、そんな毎日。
なにか新しいことをやろうとしても、疲れてたらどこかで無理が出てくる。無理は続けられないから、無意識にそこから逃げてしまう。最近、 27 歳になったわけですけど、数えてみたら、これまでの日々の半分以上は PC を触ってます。今後も、その割合は増える一方だと思ってます。そろそろ、真面目に「疲れにくい」環境を用意してもいい頃かなと思いました。そもそもの基礎体力をつけるために運動も必要だし (こっそりちょっと走ったりしてます) 、一方で物事を始めやすい環境を作ることも大事。意識は無意識によってかんたんに左右されてしまうけど、無意識は環境によってコントロールできる、はず。
というわけで、机と椅子は大事だよねという話にこじつける。ついにアレを買ってしまいました。まだ届いてませんけど。というか、この状況下、届くんだろうか。
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64k intro 漁って出てきた Actuator by Conspiracy の初公開時のライブ映像 (2009年) が印象的だったので貼り。この空間が、 64KB の EXE ファイル一本で作りだされてるってのが本当にすごい。技術ももちろん構成まで含めて。この動画が 1,600 回しか再生されてないのもちょっとびっくりだけど。