左が HDV プロジェクトからそのまま Encore で DVD へ書き出した版。右が下記の手間を掛けた版。エンコード設定は同一。比較用にピクセル比を 1:1 にしています。
いやー、エンコードの設定の詰めってレベルじゃなかった。最終的な出力でこれだけ差が出る・・・。
結局、いくつかの方法を試行錯誤した結果、 Premiere で新規 DV プロジェクトを作成、元の HDV プロジェクトをインポートして、それを After Effects にインポート、タイムライン上のフッテージを全選択→コンポジションに合わせるでリサイズさせ、 After Effects 側でインポートできないテキストレイヤーをごっそり削除したあと、プロジェクトを保存して、 DV プロジェクト側にそのプロジェクトをインポート、映像を一通り AE のものに置き換えて、その上に Premiere テキストが載るようにして、 Encore へ書き出し・・・という形でやるのが、一番費用対効果が高い方法でした。それでも、素直に Encore に書き出すより倍近い時間が掛かる。 Q6600 で 1.5 時間分をエンコードするのに 8 時間掛かる。手間も掛かって時間も掛かる。うーん。
ちなみに DV プロジェクトに HDV プロジェクトをインポートしたあと、 After Effects を介さずに Premiere 側で「フレームサイズに合わせる」とかやると、その時点でガタガタになります。なんでだ。 After Effects 側でのリサイズでは、自動的にインタレース維持リサイズと同等の処理が入って綺麗にリサイズしてくれます。 After Effects 側の処理を通すためには、リサイズ指定したフッテージだけ Premiere にコピーしても駄目で、一旦プロジェクトとして保存後、インポートする必要があります。
HDV プロジェクトから「Encore へ書き出し」で DVD に書き出す時も、設定画面の出力プレビューの段階ではちゃんと解像していたので、じゃあ MainConcept の MPEG Encoder 側のインターレース周りが駄目なのかなぁとか疑ったりしたものの、 実際には Premiere 側のリサイズ周りがガタガタな模様。どうしてこうなった。
というわけでオンラインマニュアルやら Adobe のフォーラムやらと睨めっこしつつ、週末が終わってしまいました。
ちなみに件の Workflow も一瞬試したりしましたが、さらに遅い上にディスクも半端無く使うので実用に耐えませんでした。